クローンウォーズ・S3 監獄脱出編
オビ=ワンのスピンオフドラマでSW熱が上がり、TV版アニメ『クローンウォーズ』 を見始めてシーズン3の20話まで辿り着いた。
ここまでくると感想を吐き出したくてたまらず、ついにブログを作ってしまったぞ。
クローンウォーズは好きなキャラクターの活躍が見られて嬉しい反面、話が進むほどにつらい。
ジェダイオーダーがシスの罠にどんどん絡め取られて、最後に滅ぼされる過程が描かれているのだから。
話が進むほどにパルパティーンの張り巡らしたネットがギリギリと締まっていくのが見えるよう。
完全な時系列ではないらしくアンクルオーノが生き返ったりしてるけど。
18話〜20話の監獄脱出編ではターキン登場!
エピソード4では帝国軍のグランドモフとしてデス・スター計画を指揮していたターキン。
クローンウォーズの頃は共和国軍としてジェダイ将軍の下についていたんだなあ。
そして、ジェダイの戦術が甘いことに不満をもっていた。そりゃ未来に反乱勢力を星ごと粛清しまくった人からしたら生ぬるいわな。
その意見に控えめに賛同するアナキン。
どちらもパルパティーンに不満を訴えては「うんうん分かるよ君は有能だよそのうち報われるから今は我慢しようね」と宥められ、議長ラブになっているのが見てとれる。
監獄からの脱出でもターキンはオビ=ワンと2度ほど作戦で対立し、2度ともオビ=ワンの案が採用されている。
結果、脱出のためのシャトルが破壊される事態となった。
オビ=ワンってドジっ子なのもあるけど、何より運がものすごく悪いよね…そんなオビ=ワンが大好きだ。
ターキンは極端なキャラだけど、有能な職業軍人ではある。
彼からするとジェダイが将軍として軍の司令系統の上にいるのは納得しがたいのだろう。
シスだか何だか知らないが、坊主が戦争にしゃしゃってくんなというやつである。しかもお飾りではいてくれない。
自分ならもっとうまくやれるのに、という思いがターキンの言動には露骨に現れている。帝国ならともかく共和国軍が人道を外せば世論がうるさいので、ターキンでも大したことは出来なさそうだが、パルパティーンがかばってくれてどこかでデス・スター建造計画を早々に始めていたかもしれぬ。
ともあれシスと戦うという名目があったにせよ、共和国軍のトップにジェダイをもってくるという決定に最高議長が噛んでいないわけがない。
結果ジェダイは銀河に広く薄く散らばることになり、職業軍人(後の帝国軍)とのあいだに軋轢が生まれ、巷にはジェダイが権力を得るために戦争を起こしたという噂すら流れ、破滅への道をお膳立てされてしまうのであった。
ジェダイ・カウンシルにもっと政治的センスがあれば、こうした悪意の積み重ねはある程度避けられたはず。
必要なのはフォースではなく時流を見ることだった。いやリビングフォースならいけるのか? クワイ・ガンを真っ先に殺したシス大正解。
マスター・ヨーダ!ぼんやりとしか見えないものに目をこらしてる場合じゃありませんよ!現世を見てください!
そしてアソーカ…
ここでマスター・ピエルから情報を受け継いだことをターキンに知られてしまったら狙われますよ…
これがオビ=ワンならジェダイ以外に情報が漏れないよう誤魔化しただろうと思うけど、スカイウォーカー師弟にそういう用心深さはないのよな。
アソーカには資質はありそうだけど若すぎた。
この先、狡猾なパルパティーンに追い詰められていく彼女が見えるようでつらい(泣)
エピソード3の冒頭でコルサントが襲撃を受け議長が誘拐されたのは、アソーカの持つ情報がシスに渡ってしまったからなのか。
シーズン7まで先は長いけど、がんばって観よう。つらいけど。
オビ=ワンのモデルが好みすぎるから観るのはやめられない。